「投薬ミスで障害が残った」として国立ハンセン病療養所多磨全生園(東京都東村山市)で治療を受けた女性(67)が、国に5000万円の賠償を求めた訴訟の控訴審は31日、国が3000万円を支払うことを条件に東京高裁(富越和厚裁判長)で和解が成立した。
記者会見した原告の女性は「裁判は小さな運動だったが、今日のように大きな運動となった。2度とわたしのような患者が出ないようにしてほしい」と訴えた。
和解条項には盛り込まれなかったが、全生園がハンセン病療養所として第三者機関の財団法人「日本医療機能評価機構」(東京)の審査を受け、医療水準の向上を図ることにも合意した。
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